2019年度 理事長所信

一般社団法人 砂川青年会議所 

第59代理事長 佐藤 大将

 

 

砂川青年会議所が現在、地域に必要とされる団体としての確固たる価値を築いているのは「明るい豊かな社会の実現」という、私たちJAYCEEにとって変わる事のない大きな目標に対して、その取り組みの方法を変容する社会情勢や時代背景に合わせて柔軟に変化させてきた改革の歴史が存在するからです。

 

 

 

本年、日本は長く続いてきた平成の時代を終えます。併せて砂川青年会議所は創立60周年という節目の年を来年に控え、目前に迫った新しい時代を力強く歩んでいくためにも今、さらなる大きな改革へと挑戦していかなければなりません。

 

 

 

はじめに

 

私が砂川青年会議所に入会した2013年から今日までの6年間、多くの学びを成長へと繋げる事が出来ました。その中でも一番大きく変化したと感じるのはまちに対する「想い」です。これは、青年会議所の活動に身を置く中で、常に砂川青年会議所の歴史と、先輩諸兄から受け継がれてきたまちを愛する「想い」に触れる機会が多かったからに他なりません。また、その年々の理事長の強い「想い」に導かれながら、まちの発展を望み、自身の心を磨いて、青年会議所の運動を続けてきました。そして今は、受け継いだその「想い」を次世代へと継承していかなくてはならない責任を強く感じています。

 

 

 

 「想い」とは目標であり、「想い」の強さこそが私たちの原動力です。より良い自分へ、より良い組織へ、より良いまちへ。長い歴史と共に紡がれてきた、まちを愛する「想い」を継承し、目標に向けて大きな一歩を踏み出す原動力に変えていきます。

 

 

 

同時に、砂川青年会議所は大きな改革が求められています。その理由は少子化やIT産業の進化に伴って変化してきた、各々の世代による成育環境や教育環境の違いが、根本的な考え方の違いへと繋がって、近年組織力の維持向上を図るうえで大きな問題になっているからであり、組織の改革は最重要課題であります。

 

まちを愛する青年が集う組織として、砂川青年会議所がその「想い」を未来永劫、紡いでいくために砂川青年会議所の改革の歴史を知り、未来を切り開く新たな改革へと挑戦する必要があります。

 

 

 

私たちが臨むべき改革とは過去を捨てる事ではありません。これまで積み重ねてきた知識や経験を礎にしてより良い変化をする事です。変化は時として怖いと感じるものですが、変化を伴わない成長はありません。心を一つにして、新しい時代への一歩を踏み出しましょう。

 

確固たる信念を持った組織改革

  総務委員会は組織の要であり、大きな役割を担っています。会議が円滑に運営されるように議案の確認を行い、会場を設え、会議の内容を記録します。そして適正な財務管理を行い、例会事業が滞りなく行われるようにしなくてはなりません。また本年度は組織の在り方を見つめ直し、慎重に協議を重ねて、時代に合った組織へと進化させる事に注力します。

 

近年、砂川青年会議所は会員数の増加によって、活動の幅が広がると共に、一つひとつの運動の発信力も増しており、組織力は向上傾向にあると言えます。一方で時間や金銭的な不安がJCへの入会を躊躇わせるという問題や、入会後も同様の理由から理事メンバーに選出される事に不安をもっているという問題が年々大きくなってきており、これらの問題の解決に向けて行動しなくては、今以上の組織の発展は望めません。

 

これから先も、砂川青年会議所がより強い組織へと成長し,新しい時代の中でその力を十分に発揮できるように、確実な組織運営と、砂川青年会議所の未来を切り開く組織の改革に、組織の要としての確固たる信念をもって挑みます。

 

過去から学ぶ新しいまちづくり

  私たち砂川青年会議所は、まちをより良くしたいという「想い」を連綿と受け継ぎながら、その時代毎に存在する多様な問題に対して課題を見出して、解決のために多くの人々を巻き込みながら「想い」を伝え、まちの発展のために運動を続けてきました。その取り組みの中には、各イベントや協議会に形を変えて今も尚、受け継がれているものが数多くあります。

 

しかし一方で、これまで取り組んできたテーマの中には時の流れと共に、人々の記憶から薄れつつあるものもあり、同時にその「想い」が忘れられてしまう事は、まちの発展と私たち砂川青年会議所にとって大きな問題です。

私たちは現役の砂川青年会議所メンバーとしての責任を胸に、過去の運動にこめられた「想い」を今一度思い起こして受け継ぎます。そして現在、まちが抱える問題としっかりと向き合い、新しいまちづくりに挑戦しながら、まちをより良くしたいという「想い」に共感する人々を増やすべく、情熱をもってまちづくりの運動を推進します。

 

地域の人から信頼される人材へ

  砂川青年会議所の行う運動がより多くの人に理解され、地域の方々の共感を得るためには、メンバー全員がだれにでも誠実な態度で接する事が出来て、だれからも信頼される人財である必要があります。私たちがどれほど地域の発展を想い、力を尽くしたとしても日々の生活の中で誠実さを欠き、周囲の人からの信頼を損なえば理解や共感を得られないばかりか、容易に私たちの運動そのものに対する反感へと変わってしまう懸念さえあります。

 

人はだれでも心が緩み、甘えや油断から時として誠実さを欠いてしまうものであり、常に誠実であるという事は単純ですが簡単な事ではありません。

 

だからこそ組織の一員であるという利点を活かし、メンバーが心を一つにして互いに注意喚起をしながら、甘えや油断を取り除き、心を磨き続ける事が大切です。

 

砂川青年会議所の運動が、まちにより大きなきっかけを与えられるように、だれからも信頼される誠実な人財へと変化する意識改革に一致団結して臨みます。

 

 

まちの夢と魅力を発信する

  広報の分野は、砂川青年会議所の活動の中でも時代に合わせて大きな変化をしてきました。若い世代の情報収集の方法がアナログからデジタルにシフトしていく中で、これまでも従来の紙面での広報と併せて、ホームページやソーシャルメディアを利用した情報発信に取り組んできました。しかし、私たちはまだそれらを利用した情報発信の可能性を引き出しきれていません。

 

まず、ホームページやソーシャルメディアを有効利用するためには、今以上に多くの人に存在を知っていただかなくてはなりません。そしてより幅広い世代の人に興味を持っていただかなくてはなりません。そのためには、強みであるリアルタイムでの情報発信の強化と、砂川青年会議所の活動にとらわれない夢と魅力あるまちの情報を交えながら、従前に縛られない新しい方法を模索し実行する必要があります。

情報発信の強化を図り広報の可能性を大きく広げ、より多くの人々に砂川青年会議所の運動を周知するために、大きな変化に果敢に挑戦する広報活動を展開します。

想いを紡ぐ会員拡大

  砂川青年会議所は昨年度、当初の目標人数である10名の会員拡大に成功しました。拡大の成功は確実に組織力の向上へと繋がり、私たちはより力強い運動を展開していく事が出来ます。しかし現状に満足する事なく継続して会員拡大を行わなければ、たちまち会員数は減少へと転じてしまいます。

 

そうならないためにも、会員拡大の重要性をメンバー全員に周知すると共に、候補者の調査や、入会のきっかけづくりを絶えず実施していく事が大切であり、メンバー全員が拡大運動をより身近なものと認識して、現状の積極的な拡大運動の機運を維持し続ける事が必要です。

 

会員拡大とは永遠に続く継続事業であり、培ったノウハウやデータを更に磨き上げて次世代に引き継いでいく必要があります。私たちが受け継いだ砂川青年会議所の歴史と想いを、未来永劫紡いでいくためにも、砂川青年会議所メンバー全員の拡大意識を底上げし、組織的に会員拡大を常に最重要な課題として位置づけていくように意識改革に挑戦します。

 

運動の基盤を支える人財育成

  砂川青年会議所のメンバーは、JC運動を通じて多くの学びの機会や、出会いの機会を得る事ができ、自身の成長に繋げる事が出来ますが、得られるものの多さは、それぞれの関わり方によって大きく差があります。

 

現在はメンバーのおよそ半分が入会して3年未満という状態であり、入会年度の浅いメンバーは未だJC運動への理解も乏しく、参加する意義を明確に見いだせていないメンバーも存在するのが現状です。創立60周年を来年度に控えた今、これから組織の中心となる若い世代のJC運動への理解を深めながら、積極的に参加する意識を底上げし、運動の基盤を支える人財を育成する事は急務であると言えます。

 

そこで本年度は、委員会活動を中心に各々が、自身を含めた人財の育成を強く意識しながら活動すると共に、ひとづくり委員会とは別にLOMメンバーのJC運動に対する意識の向上を目的とした学習例会を開催し、砂川青年会議所の運動を支える人財育成に真摯に取り組んでいきます。

 

 

 

 

 

結びに

 

 新しい事に挑戦し良い結果を得るためには、組織を形成するメンバー全員がしっかりと砂川青年会議所の歴史や、組織としての理念などを理解し、変化させるべきものと、継承していくものに対して自分自身の考えをしっかりともたなくてはなりません。そのうえで積極的な変化を模索し挑み続ける事こそが、私たちが受け継ぐべき、砂川青年会議所の伝統です。

 

 

 

 

 

「伝統とは形を継承することをいわず、その魂を、その精神を継承することをいう。」

 

                                                      嘉納治五郎

 

 

 

 

 

砂川青年会議所がこれまで受け継いできた「想い」を紡ぎ、更なる成長を求めて革新に挑み、新しい時代の中で、まちの発展により大きく貢献出来る組織へと、大きな一歩を踏み出そう!