2020年度 理事長所信

一般社団法人 砂川青年会議所 

第60代理事長 平尾 嘉典

 

 

 

青年会議所とは、意識変革団体である。
私は、この団体での経験でたくさんのことを学ばせていただいた。
その学びの最たるものは、心の在り方であった。
なぜなら、多くのリーダーは自身の意識変革から運動を始められたからである。
何かを変えるには、まず自身の心を変えなければならないと確信した。
自分自身を見つめなおし、自らを律することから始めよう。
その先のより良い未来に向かっていくために。

 

 

はじめに

 

1949年「新日本の再建は、我々青年の仕事である」戦後の混迷が続くなか、高い志をもった青年により、日本の青年会議所運動が始まりました。この熱き想いは日本全国に拡がり、ここ砂川においても1960年、初代理事長石家久一郎先輩をはじめとする志高き先輩諸兄により、全国で203番目のLOMとして砂川青年会議所が誕生しました。以来、砂川青年会議所の運動は、多くの皆様のご理解とご協力をもって歴史を積み重ね、本年創立60周年を迎えることができました。そして、「令和」という新しい時代の幕開けとして、最初の大きな節目を迎えます。歴史と伝統を重んじ継承しながらも、さらなる時代の変化を敏感に捉え、未来を見据えた改革を進め、組織の強化を図ります。 2020年度、砂川青年会議所は「全ては俺たち次第だ~その先の未来に向かって~」をスローガンに掲げ、JAYCEEらしく何事にも挑戦する気概と覚悟をもち、メンバー一丸となって運動を展開します。

 

全ての原因は自分にある

 

 青年会議所は、まちづくり団体と言われることをよく耳にするが、本来、青年会議所の使命は、「より良い変化をもたらす力を青年に与えるために発展・成長の機会を提供すること」であり、若きリーダーを育てる指導力開発である「ひとづくり」こそが、青年会議所運動の根幹ともいえます。

 

 砂川青年会議所も長い歴史の中、その年年に必要な人財像を明確にして「ひとづくり」運動を展開してきましたが、その学びを自分のものにし誠実に日々の生活を営むメンバーも数多くいる一方で、青年会議所から離れると、今までの学びで得た品格や誠実さを忘れてしまうメンバーも決して少なくありません。たとえ素晴らしい地域貢献活動をしていたとしても地域の皆様からの理解と信頼は得ることはできず、砂川青年会議所が地域から必要とされる団体になるために、今一度、自分自身を見つめ直し、自らを律することから始め、青年会議所運動はもとよりその運動を推進している自身を成長させる必要があります。まずは、自分を知り、自分の足りなさに気づき初めて誠実なリーダーとして向き合い始められるのです。

 

「全ての原因は自分にある」と認識し、自分自身と向き合い、決して人のせいにしない、自分の行動に責任ある人財の育成に挑みます。青年会議所は、好む好まざるにかかわらず、自己の能力開発、成長の機会は平等に全員に提供されており、その機会を自分のものにするかしないかは、全て自分次第である。自分次第であるからこそ、一歩踏み出す勇気、決して諦めない情熱を兼ね備えたJAYCEEを目指します。

 

変革への挑戦と堅実な組織運営

 

 

組織運営の中枢を担う総務委員会は、最高意思決定機関である総会、理事会などの諸会議の設営や運営、各種情報の発信や財務管理、人財の把握などその責務は多岐にわたり、組織の運動の効果を高める重要な役割を担っています。

 

近年、砂川青年会議所では、透明性、健全性のある団体を目指し定款や諸規定の改正、厳正なる財務管理やコンプライアンスの強化に努めながらも、組織の在り方を見つめ直し時代に即した組織へと進化させるよう運動を展開してきましたが、本年もその想いを紡ぎ継続し実行します。そして、時代に即した組織へと変化するために、これまで当たり前だと思っていることや慣例となっていることに改善や改良の余地がないかを検証する中で組織の在り方について再考し、組織により良い変化を与え、組織の信頼を高めます。

 

砂川青年会議所がより強い組織へと成長するために、これまで先輩諸兄が築きあげてきた伝統を継承しながらも、組織変革に果敢に挑戦し堅実な組織運営を行い、メンバーからの負託と信頼に応え、地域社会から更なる信頼を得る組織作りに挑みます。

 

さらなる協働のまちづくり砂川の実現

 

 砂川市では、昭和41年以来、その時々の時代背景や社会・経済情勢の変化に対応しつつ、まちづくりを進めてきました。平成23年から策定された「砂川市第6期総合計画」も来年で計画期間満了となる10年目を迎え、新たな10年間のまちづくりにおける方向を示す総合計画の策定に向け取り組みを開始されました。その取り組みの中でも全国的に進む少子高齢化と人口減少の進行の抑制は、重要な課題となっています。砂川市も「砂川市人口ビジョン」を掲げ将来目標人口は、市独自推計で2030年には15,071人となっており、この目標実現に向けて、現在も「砂川市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、様々な人口減少対策に取り組んでいるところであり、人口減少の抑制に重点を置いています。少子高齢化と人口減少の進行は、労働人口や消費の減少、さらには、社会保障費の負担増など、社会全体に様々な影響を及ぼす要因となることが懸念され、砂川青年会議所としてもこの問題に対して真摯に向き合い人口減少を抑制する一助となる運動をする必要があります。

 

本年、砂川青年会議所のまちづくり運動は、人口減少の中にあっても活力のある持続可能なまちを目指し、行政や関係諸団体、そして市民の皆様を巻き込み、未来に向かって希望の持てる協働事業を創造し、官民一体となったまちづくり運動を展開します。

 

官民一体となった協働のまちづくり運動は、地域との繋がりを強固にし、メンバーが一丸となって新たなステージへ挑戦することに繋がります。今こそ、砂川の明るい豊かな社会の実現のため、我々や地域の諸団体が、共通の目的を果たすために、特性を活かし協力する中で成果を共有し合う「協働のまちづくり砂川」の実現に向け邁進します。

 

地域の人から信頼される人材へ

  

 砂川青年会議所が誕生して以来60年間、先輩諸兄が熱き想いで展開してきた運動は、市民や行政、関係諸団体の皆様からの信頼を生みだし、かけがえのない財産として受け継がれてきました。

 

しかし、数多くの運動実績からなる信頼の一方で、砂川青年会議所の認知度は未だ低い現状が続いています。組織への信頼は、価値ある運動を展開し、そこで得た信用を積み重ねた先に生まれます。我々の運動や想いを多くの方々に知っていただくために、計画的な広報活動が重要です。

 

本年は、情報発信ツールの活用が進むWEBやSNSはもちろん、あらゆる媒体を模索し、伝わりやすさを念頭において発信します。また、砂川青年会議所の一員であるという意識を高めるために、対内への情報発信も継続的に行い、自らが属する組織が何を行おうとしているのかを共有し、運動や活動についての理解を深めます。

 

砂川青年会議所の運動を、正確かつ効率的に内外に向けて発信し、一人でも多くの方々に我々の運動をご理解いただくことで、さらなる信頼へと繋ぐ広報活動を展開します。

 

未来の仲間との出会いを創出する会員拡大運動

 

近年、会員数の減少が全国の青年会議所で大きな課題として取り上げられる中、砂川青年会議所においても例外ではなく、毎年大きな課題の一つとして取り組んできました。その結果、会員拡大において一定の成果もあり、ここ数年は大きな減少もなく純増の会員数を維持しています。

 

我々の運動をより大きく、より強く展開していくためには、会員数を増やし組織力をさらに強化していく必要があります。また、会員拡大とは我々が地域の青年に意識変革を起こした成果であり、青年会議所で最も大切な運動の一つです。会員数の増加を我々の運動の評価として捉え、組織を維持するためだけではなく、まちの未来を考え行動する人財を増やす運動として、会員拡大運動をメンバー全員で挑戦します。

 

本年度、会員拡大委員会を設置し、メンバー一人ひとりの会員拡大に対する意識を向上させ、一致団結して取り組む気風を生み出すと共に、それぞれのメンバーが青年会議所の運動の意義と組織の魅力を伝えられる砂川青年会議所を目指し、未来の仲間のため我々との出会いの機会を創出します。

 

60年そして その先の未来に向かって

 

  砂川青年会議所は、本年で60周年を迎えます。「明るい豊かな社会を実現するために」と、先輩諸兄が掲げられたこの崇高な精神は、今もなお色褪せることのない我々の大命題です。以来、60年という長きに渡り、偉大なる先輩諸兄の高い志・たゆまぬ努力と実績によって、現在の砂川青年会議所は存在しています。我々が今こうして躊躇なく運動が行えるのは、先輩諸兄が時代や環境に即した地域から必要とされる運動を展開してくださり、組織の信用を得るとともに行政や関係諸団体をはじめ、市民の皆様に期待される組織へと成長を遂げてきたからです。

 

創立60年という節目の年を迎えるにあたり、今日まで砂川青年会議所の歴史と伝統を築いてこられた先輩諸兄の想いと偉大な功績を継承し、砂川のまちが抱える問題を解決に導くため、常識に捉われない個性豊かで魅力あふれる組織として、新たな運動を展開していくことが必要です。地域から必要とされる魅力ある砂川青年会議所を創造し、組織を進化させながら確実に次世代へ繋げます。

 

 60年という節目をただ終わらせるのではなく、この歴史を礎に次の5年、10年先の未来に向かって、新たな運動の指針となる明確なビジョンを打ち出し、砂川青年会議所の目指す方向性を内外に向けて発信します。

砂川一のSDGs推進団体

 

  国際組織である青年会議所は、「明るい豊かな社会の実現」を達成するための手法として、2015年9月に国連サミットにて採択され、2016年から2030年までに達成すべき国際目標(SDGs)に積極的に取り組んでいます。持続可能な社会を実現するため、発展途上国のみならず先進国が取り組むべき17のゴールと169のターゲットから構成され「地球上の誰一人として取り残さない」ことが誓われており、昨年、日本青年会議所では「日本一のSDGs推進団体になろう」というキャッチフレーズを掲げ、北海道地区協議会においてもSDGsの推進活動が行われました。

 

本年、砂川青年会議所としても、SDGsを念頭に置いた事業を展開することで推進活動の一助となり「砂川一のSDGs推進団体」になるよう運動を展開します。

 

おわりに

 

  60年という長きに渡り、明るい豊かな社会の実現のため、変革を恐れず積極果敢に今日まで行動し続けてきた先輩諸兄に最大限の感謝を捧げながら、我々は、60年前と何も変わらず、この運動を決して絶やすことなく、次世代へと繋げます。

 

 

 

人生に失敗など存在しない。

 

失敗が存在するとしたら、それは失敗し止まってしまったときだけだ。

 

止まらない限り失敗は、後の成功のためのプロセスに過ぎない。

 

だから、とにかく挑戦してみよう。

 

 

 

『全ては、俺たち次第だ』

 

 

 

全ては自分の選択によって決定されており、より良い考え方で自分の選択や行動に責任をもつことが大切であるからこそ、自分の未来を自分で決めることができる。

 

 

 

私が学んだ、心の在り方とは考え方、即ち生き方である。